社長より 328

 夏木立の緑濃い季節となりました。日頃は何かとお世話になり誠に有難うございます。

 さて 渋沢栄一翁は 江戸時代 埼玉県の豪農の家に生まれました。当時の士農工商の身分制度に憤り 「人は平等である。」との信念を深くされ 例えば 女性 商人の地位が低く 学問は必要ないという時代に 女子大学 商科大学を設立されました。また 生活困窮者のための 東京市養育院院長を長く務められ 特に 困窮者の子供の教育に尽力されました。

事業の面では 「論語と算盤」即ち「道徳と利益」の調和を説かれました。

 このような渋沢翁の理念を 春日部市で行われる八月一九日の渋沢栄一賞受賞記念講演会でお伝えし また 誠にささやかではございますが 実践した内容をお話したいと存じます。

渋沢翁の「忠恕の心」「まごころと思いやりの心」を地域に広めることにより 誰もが活躍できる 明るく暖かな社会を築く一助になれば有難いと存じます