1971年、大学卒業後、大阪のパナソニック本社に勤めました。
当時、松下幸之助氏は会長で、「経営の神様」と呼ばれていました。
入社してすぐ、京都にある「霊山歴史館」を訪問しました。初代館長は松下幸之助氏です。幕末維新の若き志士たちの精神を学び、坂本龍馬らの眠る墓地も参りました。
その後、毎週土曜日の午前中は、研修室で座禅を組みました。
松下幸之助氏、役員の方々から、経営基本方針、綱領、経営のコツなど基本を教えていただき、それは、父の創業した三州製菓を経営する判断軸となりました。
松下幸之助氏の理念は、日本資本主義の父「渋沢栄一翁」、マネジメントの父「ピーター・ドラッカー氏」と根底では同一でした。
社会に出て初めての会社で、経営の本質を学ぶ機会を与えていただいたことに感謝しております。

松下電器(現 パナソニック)経営基本方針書